「現場監督ってどんな仕事ですか?」と聞かれると、私は「現場で一番偉い人」と答えます。
実際にはそんなことはありませんが、説明すると仕事内容が複雑で、一言で説明できないからです。
一口に「施工管理」といっても、本当にいろいろな意味があります。
工事現場の雑用的なことから、後輩の教育、工事の協力業者との連絡調整や、建主さんとの打合せ、予算を管理して会社の利益を出すということまで、その全てがこの仕事に含まれます。
つまり、工事現場で起きていることの全てが「施工管理」のテリトリーということです。ね、一番偉いというのもあながち間違ってないでしょ?
「やりがいがある」という言い方もできますが、そのくらい複雑でたくさんの量の仕事をこなして行かなければならない、ということがこの仕事の最大の魅力であり、大変なところでもあります。
「自分がいなければ現場が止まる」
その責任感と戦いながら、作業を行う職人さんの安全な仕事環境を整える。そんな毎日を「現場監督」として働きます。
苦しいことや、きついことは山のようにあります。逃げ出したくなることだってときどき・・・。でも、それがなければ感じられない達成感や喜びが、この仕事にはあります。そしてそれは、他の職業では絶対に味わうことができるものではありません。
だからこそ、次世代を担う子供達に胸を張って誇れる仕事。それが現場監督という仕事です。
〔建築部 武田〕