川田工業株式会社創立60周年記念事業のひとつとして、四国・奄美大島への社員旅行を企画し開催しました。部署の垣根を超えた社員同士のコミュニケーションを促進し、連帯感・一体感を深めることを目的としています。まずは四国編の様子をご紹介します。
3泊4日の旅程で、渦潮を臨む徳島県の大鳴門橋、室町時代に建立された香川県の金刀比羅宮、工期10年という大工事を経て架けられた瀬戸大橋や日本三奇橋に数えられる祖谷のかずら橋など、北海道・十勝とは異なる風土や歴史的建造物に触れました。
なかでも愛媛県の松山城は、その壮大な城郭や屈強な梁にただただ圧倒されるばかりでした。現代技術を集約して建造された大鳴門橋や瀬戸大橋も見事でしたが、400年以上も前に築城されたその城は、時代時代の建築技術で修繕を図りながら、今なお建設への情熱や高度な技術力を私たちに伝えてくれます。当時の苦労は想像の範疇を超えるもので、今後の施工にあたり技術者として先達に劣らぬ建設物を残したいという思いが強くなりました。
また旅の終盤では、万葉集にも名をとどめ、日本最古の温泉といわれる道後温泉を訪れました。道後温泉本館は宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルのひとつとしても有名です。その建物外観や浴場の醸し出す雰囲気を十分に堪能することができました。
次回は、奄美大島編の紹介へと続きます。
〔営業本部 水野〕