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好きな名言
私の好きな名言の一つに「偉くなくとも正しく生きる。これが私の信念でございます。」という言葉があります。これは私が小学生の頃に放送されていた人気番組『天才たけしの元気が出るテレビ』に出演していた、エンペラー吉田というおじいちゃんの座右の銘です。このおじいちゃんは少し訛った口調で首を左右に揺らしながら話すのですが、その最中に総入れ歯が飛び出すのがめちゃくちゃ笑えました。
私がこの会社に入社し、現場代理人（現場監督）になり、安全・工程・施工のすべてを管理していく中で、「自分って偉いんじゃない？」と思うことがありました。その当時の上司からも、「君は現場を取り仕切って偉い立場なんだぞ。」と言われたことがあります。確かに自分の考えた安全管理、施工方法、手順、段取りがすべてうまく進むと「自分って偉いんじゃない？」と過信することもありました。ですが、年々現場を担当していくうちに、施工協力の業者さん、そしてその業者の職人さんがいなければ何もできないことに気づき、「自分なんて全然偉くないな」と思うようになりました。そんな時、元気が出るテレビに出ていたエンペラー吉田おじいちゃんの言葉を思い出しました。
－ 「偉くなくとも正しく生きる」 －
私もかれこれ 20 数年この仕事をしてきましたが、自分が偉いと思わないようにしています。会社の上司、後輩、協力してくれる業者の方のおかげで現場が成り立っているのだと感じているからです。時には意見が食い違い、自分の思っていたように進まないこともありますが、そんな時はその後の対応をどうすべきかを考えるようにしています。小さい頃は、ただこの言葉を連発するだけのおじいちゃんという記憶しかありませんでしたが、今の私にとってとても印象深い言葉になっています
［工事中の地元の方から頂いた杉山の似顔絵付き葉書き］
最後に元気が出るテレビで好きだったキャラ＆ネタは、「こらーおじさん」「ジェット浪越」「早朝バズーカ」「宅八郎」などなど…どれも今の世の中にはない笑いでした。若い人にこんな話をすると「なんですか？それ」って言われます。ジェネレーションギャップというやつですね。あー懐かしい話だ。
［土木部 杉山］
